【中学野球】ピッチャーにやってほしい球速アップメニュー「ボックスジャンプ」

貴島 聖斗
ピッチャーの球速UPに必要なトレーニングとは
「ピッチャーにやってほしい球速アップトレーニング」前回の続きとなります!前回までは上半身と下半身の柔軟性の話をしました。
柔軟性の話をし出すとキリがないのですが、今回からトレーニングの話をしていこうと思います。
球速アップですが、昔と違い、今では150km出す選手がたくさん出てきています。
理由は一つではないと思いますが、昔に比べトレーニングの重要性やパーソナルトレーナーなどの出現も大きく影響していると思っています。
トレーニングと言ってもただ闇雲にしても結果は出ません。
野球界でも凄く有名で何人ものプロ野球選手を見られている高島誠トレーナーの本に記載されている指標を元に今回はボックスジャンプと言うトレーニングを紹介したいと思います。
球速UPに必要なトレーニング「ボックスジャンプ」
ちなみに球速を出すための指標は下記のようになっています。
勿論、これをクリアしていなくても150km投げる選手はいますし、クリアしているのに球速が出ない選手もいます。
大事なのは前回のブログでも書きましたが、球速を上げることも大事ですが、それ以上に怪我をしない身体作りや強度に耐えれるだけのトレーニングをして自分自身の身体を守ることです。
だからこそ正しいトレーニング、知識を身につけた上で競技をしていってほしいと思います。
ボックスジャンプ(Box Jump)
始めに平面で練習をしていきます。
【両足でのジャンプチェック】
①足で飛んでしまう人が多いのでまずは正座をして足を使えない状態で実施します。
②スキージャンプのように前傾姿勢になってお腹と胸郭を連動させて飛びます。
(胸郭は上は丸める、中は反る、下は丸めると言うイメージで使います)
③お腹に力を入れて丸めた胸郭を反らすイメージで斜め上方向に飛びます。
(腕の振りもしっかりと使いましょう)
④着地した際にしっかり母指球と小指球で体重を支えて足がぐらつかにようにします
⑤平面でできたら次は少し高さをつけてジャンプを実施します
足を上げるだけではなく、お尻を膝よりも上に持っていけるようにジャンプを行います。
片足でのジャンプチェック
野球は片足での動作が非常に多いため上記の動作を片足でも実施していきます。
①同じく正座の状態を作ります。
②同じように前傾になった姿勢から飛んで、片足で着地を行います。
回旋のジャンプチェック
野球は打撃も投球も回旋の動きが多いため、直線のジャンプができたら次は横に飛びます。
①パワーポジションを取ったところから、180°回旋をして再度パワーポジションを取ります
(腕をしっかり横振りで使うことがポイント)
②出来るようになったら、連続して行えるようにしていきます
③次に同じ動作から360°回旋出来るようにしていきます。
ここまでが事前準備となります。
ここがしっかり出来るようになったら次の項目へと進みます。
球速アップメニュー ジャンプボックス
①ジャンプをしてボックスに乗る、降りるを繰り返します。
(連続で実施することがポイント、着地したら一発で再度ジャンプをしましょう)
※着地の際に膝が内側に入らないように注意
②両足ジャンプが出来るようになったら、片足で実施をしていきます。
(着地した際にしっかり母指球と小指球で体重を支えて足がぐらつかにようにします)
※連続ジャンプは非常に負荷が高いので注意
野球は打撃も投球も回旋の動きが多いため、直線のジャンプができたら次は横に飛びます。
③腕を上手く使って飛んでいきます
(腕を縦に振ると大きな力を使えないので、横向きにしっかりと振りましょう)
この記事のまとめ
今回はジャンプボックスに着目してトレーニングの紹介をしました。
球速を出すためには瞬発的爆発的なトレーニングは必須となります。
もしトレーニングをしてみて
②片足で着地するとグラつく
③フォームが正しいかわからない
など実施していて上手くいかない場合は是非Atlete Worksに足を運んでみてください!
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次回は立ち幅跳びについて話をしていきます♪( ´▽`)
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