今回はテニス選手に必要なアジリティについてです。

アジリティとは何か？

まずアジリティという言葉をどう認識されているでしょうか？
アジリティとは、身体的なスピードやバランスを駆使して、「素早く反応し、正確に動きを行う能力」です。

テニスは速い反応と正確な動き（急速な移動・方向転換）が求められる競技ですので、
テニス選手はアジリティ（素早さと機敏さ）能力を高めることが不可欠です。

この記事では、テニス選手に必要なアジリティトレーニングを紹介します。

１、コーンドリル

減速動作と方向転換能力を鍛えるトレーニングです。

コート上に設置したコーンを素早く回りこむなどの練習を行います。

これにより、正確性を向上させることができます。

具体的にはT字ランや３コーンドリル（L字に走る）などです。

画像：NSCA ジャパンより

２、フットワークトレーニング

スキップ動作やバウンディング、キャリオカなどのトレーニングです。

必要に応じて障害物（ミニハードルやラダー）などを用いるのも効果的です。

また持久力を鍛える目的でシャトルランなども必要なトレーニングです。

３、反射神経のトレーニング

テニスでは、素早い反応力が求められます。

ペアになって、ボールのやりとり（左右前後にボールを投げてもらい、ノーバウンドもしくはワンバウンドでキャッチする）などで反射神経を鍛えることができます。

この記事のまとめ

これらのトレーニングでアジリティ能力を手に入れることが必要なわけですが、大切なのは単に動作やシュチュエーションを再現してドリル練習（反復練習）をするのではなく、身体のコントロールと安定性を高め、

「他の動作にも応用が効く動作」
「他の動作にも関係している動作」

として鍛える必要があります。

具体的には、さまざまなターンの練習などを不安定な状況ですることです。

テニス選手にとってアジリティは非常に重要であり、トレーニングが必要ですが、フォームとしてはランニングがベースとなります。
雨や風、グラスコート、ハードコート、クレーコートなど、あらゆる状況下であっても姿勢や動きが崩れないようにすることが重要です。