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2023.09.11 / TRAINING

身体の柔軟性とパフォーマンスの関係

幣守 裕之

「身体の柔軟性とパフォーマンスの関係」


前回は、成長期の身体の硬さについて書かせていただきました。

前回のブログ↓

成長期特有の身体の硬さによって起こるスポーツ障害の予防対策

 

今回は「身体の柔軟性とパフォーマンスの関係」についてです。

 

怪我を防ぐためにストレッチを行うことは大切です。

ですが、身体が柔らかいことがスポーツのパフォーマンスで必ずしもよい結果を生むとは限りません。

 

筋肉はゴムのような性質があるため、伸びたり、縮んだりすることで力を発揮します。

 

ストレッチなどで筋肉が伸ばされたままの状態が長く続くと、ゴムが緩むのと同じで、筋肉は伸縮しにくくなります。

(ウォーミングアップで静的ストレッチを何十秒もしない方がいいと言われている理由でもあります)

 

「柔らかくなる」というより「緩む」という表現の方が適切かもしれません。

つまり「緩みすぎた身体」は力が発揮しづらくなります。

一方で筋肉が硬くても、身体能力が高い選手はいます。

(ただし、怪我のリスクはあります)

オリックスに入団した当初のイチローさんも前屈で指が地面につかなかったといいます。

 

身体が柔らかいから、パフォーマンスがいい、怪我をしないというわけではないですし、

身体が硬いから、パフォーマンスが悪いというわけでもないというわけです。

 

この記事のまとめ

筋肉はゴムのような性質があり、「身体が柔らかい=パフォーマンスが良い」というわけではなく、柔らかいと緩いの違いがあり、機能的な可動域や動きを身につけていくことが重要です。

 

 

今回の記事では「身体の硬さとパフォーマンスの関係」について書いていきました。

次回は「筋肉と神経」について書いていきます。

 

 

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