【食事の基礎知識】中学生が体重を増やすために知っておきたいこと

大西 健太
今回は「体重を増やすためには」というテーマでお伝えします。
中学生になると成長期でどんどん体が大きくなりますよね。
例えば、野球ではチームで「体重を増やせ!」とたくさん食べさせられている光景をよく目にします。
もちろん、たくさん食べることは重要です。
ただ、大前提として忘れてはいけないものがあります。
それが「消化吸収」です。
実はこの考え方はまだまだ現場に浸透していません。
簡単に解説していきます。
ヒトは食べたものでできている
前回の記事でも少し触れましたが、とにかく消化吸収は無視できないんです。
どれだけいっぱい食べても消化吸収されなければ意味がありません。
「食べているのに全然体が大きくならない」という子は
もしかしたら消化吸収機能に問題があるかもしれません。
例えば、タンパク質。
筋肉の材料なので必須ですよね。
プロテインを飲んでいる人も多いのではないかと思います。
タンパク質ってどうやって吸収されるの?
タンパク質はアミノ酸のかたまりで、分子構造がとても大きくそのまま吸収することができません。
体に吸収されるときはアミノ酸に分解される必要があります。
では、どこでアミノ酸に分解されるでしょう?
答えは「胃」です。
だから消化吸収機能が大切ということになるんですね。
胃の中で胃酸によってタンパク質の分解が進んでいきます。
ただ、この胃酸ですが人によって分泌量が様々です。
たくさん食べているのに中々体が大きくならないという人は
一旦、消化吸収機能の低下を疑ってみてください。
消化機能が低下しているのに大量の食事を摂ると・・・
消化不良を起こしてしまいます。
ちゃんと消化されなかった食べ物は腸へいきます。
そして、腸内環境を悪化させてしまうということも考えられます。
じゃあ、どうやって消化をよくするんだよ!
ということについては長くなってしまうので次回解説したいと思います。
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