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2023.06.21 / TRAINING

中学野球選手がやるべき「スイングスピード」を上げる方法

藤元 大詩

今回は「中学野球選手がやるべきスイングスピードを上げる方法」というテーマでお伝えします。

今回の記事は「スイングスピードを上げるために必要なことを知りたい」「バッティングで活躍できる選手になりたい」「スイングスピードUPのためのトレーニング方法を知りたい」「素振り以外の練習方法を知りたい」人たちに読んでいただきたい内容です。

スイングスピードを上げる目的とメリット

単純にスイングスピードを上げること自体が目的ではありません。主たる目的は、打球の速度を上げることでヒットの確率や長打率をアップさせることです。

POINT
スイングスピードが上がれば、ボールを見る時間にも余裕が生まれてきます。総合的な打撃力を上げる上で非常に大事な要素なのです。

スイングスピードの平均値

スイングスピードの平均値は、小学生で〜100km/h前後、中学生で〜120km/h前後、高校生で〜130km/h前後くらいになってくると思います。

POINT
小学生〜中学生などの成長期の年代については、とくに個々の成長過程の影響によって差が生まれやすいです。

研究や論文などの中で数名から数百名単位のデータで出されているものもありますが、各学年・全野球選手を対象とするなどのように正確なデータでは公表されているものはありません。

中学野球選手におすすめ!スイングスピードを上げるために効果的なメディシンボールトレーニング

中学野球選手がやるべきスイングスピードを上げる方法

中学野球選手がやるべきスイングスピードを上げるために最も大事なことは「素振り」です。当たり前といえば、当たり前な話ですが、他の要素を鍛えていても、素振りしなければ、スイングスピードは速くなりません。

ただ、この記事を呼んでいる多くの人は「素振り」していて伸び悩んでいる人も多いと思います。

素振り以外の要素でスイングスピードを上げるために必要なことは、以下の5つです!

スイングスピードを上げるために必要なこと

  • 1
    下半身の筋力UP・筋量を増やす
  • 2
    体幹と上半身の筋力UP・筋量を増やす
  • 3
    ひねりの動き(回旋動作)を鍛える
  • 4
    パワーポジションを習得する
  • 5
    軸足の股関節にのせてタメをつくる

一つ一つの要素について解説しているので是非参考にしてみてください!

①下半身の筋力UP・筋量を増やす

まずはカラダの土台となる下半身の筋力UP・筋量を増やすことです。

POINT
スイング動作時の下半身の役割は、カラダ全体を安定させること、パワーポジションを維持すること、安定したポジションから大きな力を生み出すこと(床反力)です。

プロで活躍するような一流の打者は、下半身がしっかり、がっちりしている選手が多いです。上半身や体幹の力を上手く利用するためには、まず下半身をしっかりと安定させることが重要です。

下半身を強化するトレーニングでは、スクワットやランジ系の種目がおすすめです。トレーニング負荷に慣れてきたら、ダンベルやメディシンボールを使ったりなど、少しずつ段階的に負荷をかけてトレーニングするのも良いです。

②体幹と上半身の筋力UP・筋量を増やす

次に「体幹と上半身の筋力UP・筋量を増やす」ことです。

POINT
体幹筋(とくに回旋や側屈動作に関わる腹斜筋群)の筋量(筋体積)がスイングスピードに影響することが多くの研究・データなどを通じて言われています。

まずは押す力を強くする腕立て伏せ(プッシュアップ)、プランクなどのような基本的な体幹トレーニングを取り入れるのがおすすめです。下半身のトレーニングと同様、動きや負荷に慣れてきてたら、新しい刺激を与えるような種目も取り入れると良いです。

③ひねりの動き(回旋動作)を鍛える

3つ目は、バッティング動作で一番大事な動きともいえる「ひねりの動きを鍛える」ことです。

POINT
カラダのひねりの動き(回旋動作)の効率性を高めることは、バッティング動作の力強さを生み出す鍵。

カラダのひねりの動き(回旋動作)を効率よく行うためには、まず股関節と背骨と胸郭の柔軟性が必要です。それに加えて、全身の基礎筋力を身につけた上で、バッティング動作時にしっかり回旋動作に関わる体幹筋を上手く使えるようにトレーニングなどで訓練しておくことが大切です。

中学野球選手におすすめ!スイングスピードを上げるために効果的なメディシンボールトレーニング

④パワーポジションを習得する

4つ目は、構えの姿勢を安定させるために必要な「パワーポジションを習得する」ことです。

安定したパワーポジションを作れると、バッティング時の構えの姿勢・動作時の下半身の動きも安定します。

安定したパワーポジションを習得するためには、まず土台となる下半身(とくに股関節まわり)の基礎筋力を身につけること、安定したバランス感覚に加えて、足部が安定してしっかり地面を踏んでいること、必要最低限の可動域を獲得していることが必要です。

日頃のトレーニングや練習から、パワーポジションをつくる練習を行って、バッティングの構えの姿勢でも自然と行えるようにすることができれば理想です。

⑤軸足の股関節にのせてタメをつくる

ラスト5つ目は、軸足の安定をつくるための「股関節にのせてタメをつくる」ことです。

POINT
軸足にしっかりタメをつくることができれば、ボールを待つ、より安定した形でスイングすることができるように。

軸足にしっかりのせることは、バッティングの基礎基本でもありますが、上手くできずに安定したスイングができていない選手も多いです。

これも先述したパワーポジションをつくることと繋がってきますが、股関節の可動域をはじめ、基礎筋力となる身体能力全般の土台をつくっておくことが大切です。

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この記事のまとめ

今回の記事では「中学野球選手がやるべきスイングスピードを上げる方法」ご紹介しました。

今回お伝えした内容をひとつの参考に、今のカラダの状態・環境に合わせて、実践できそうなものがあれば、チャレンジしてみてください!

 

 

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