【中高生、保護者向け】脂質は身体に良い?悪い?
大西 健太
「揚げ物は控えた方がいいんでしょうか?」
このような質問を成長期の子供をもつ保護者からよくご質問いただきます。
揚げ物は脂質が多いから体に悪いのでは?という疑問ですね。
この記事では食事における脂質の捉え方について簡単に解説していきます。
脂質は体に悪いのか?
結論から言うと、時と場合によるです。
まず冒頭に書いたように、「揚げ物」が多くなると脂質が過剰になり体にとっては悪影響を及ぼす可能性があります。
これはなぜかというと、質の悪い脂質が過剰になる可能性があるからです。
一般的な揚げ物には「リノール酸」という種類の脂肪酸が多く含まれています。
このリノール酸は必須脂肪酸のひとつで、体にとって必要なものですが過剰に摂り過ぎると体内で炎症を引き起こす可能性があると言われています。
この点から考えると、揚げ物から過剰に摂取するのはおすすめできないということになります。
では、良い脂質はあるのでしょうか?
これは魚の脂になります。
オメガ3
オメガ?というと聞きなれないかと思います。
「DHA」や「EPA」という言葉聞いたことがあるのではないでしょうか?
さらに言うと、「魚を食べると頭が良くなる」という言葉は聞いたことがないでしょうか?
・DHA(ドコサヘキサエン酸)
・EPA(エイコサペンタエン酸)
これらの脂肪酸はオメガ3に分類され「抗炎症」の作用があると言われていて、魚に多く含まれています。
先ほどのリノール酸とは逆の働きをするようなイメージをもっていただければいいかと思います。
なので、脂質といっても様々な種類があるため一概に脂質が体に悪いとは言えないのです。
エネルギー摂取として考えると
糖質、タンパク質が1gあたり4kcalですが、脂質は1gあたり9kcalになります。
脂質は同じ量でも、糖質、タンパク質に比べて2.25倍のエネルギーを摂ることができます。
要するに効率の良いエネルギー源ということですね。
成長期の子供にとって各栄養素のバランスは重要ですが、まず大前提としてトータルの摂取カロリーが重要となります。
例えば、大さじ1の油で約14g程度になります。
カロリーにすると126kcalですね。
コンビニのおにぎり(梅)がひとつ160kcalほどなので、効率の良いカロリー摂取源というのがおわかりになるかと思います。
※大さじ1の油を飲んでというわけではありません!
カロリーを多く摂取したい子供にとって脂質を上手く使っていくというのは必須になります。
なので、この点から考えると揚げ物もありということになります。
まとめ
・脂質といっても様々な種類がある
・質の良い脂肪酸を積極的に摂りたい
・カロリー摂取という観点から考えると揚げ物もあり
最後に、揚げ物ばかりに頼ってエネルギーを摂取するのはもちろんNGです。
おおよそ、一日の総摂取カロリーの20~25%を目安にすると良いかと思います。
基本は糖質からエネルギーを摂取し、足りない部分を脂質から補うということを意識していきましょう。
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