「高校野球に向けての心構え」
アスリートワークス
少し前になりますが1/19のオンラインセミナーでは、「高校野球に向けての心構え」というテーマで、
アスリートワークスのメンタルトレーナーでもある古宮克人さんにお話いただきました。
<古宮克人さん プロフィール>
智弁和歌山高校で3年間プレー。1年生の夏からレギュラーで左利きの外野手。
2年生の時に初めて夏の甲子園へ。3年生の時は主将で、春・夏ともに甲子園出場。
その後、立命館大学へ。4年生の時に主将を務め、卒業後は智弁和歌山高校で9年間指導者を務める。
現在は、和歌山市で小学生・中学生を対象とした野球教室を運営しながら、
学校や企業と提携し、地域や学生の夢を応援・支援している。
“頑張っている姿やプレーが、球場全体を一体化し、人に感動を与えられる選手になる。
それが自分の実力を高めることに繋がってくる。”
古宮さんのセミナーでは、野球のスキルだけではなく、生き方や在り方というテーマが入りながら、
視座を高める質問を子どもたちに投げかけて、深く考える機会をいただいた時間となりました。
「高校に進学するということ」というテーマから始まりました。
中学を卒業するということは、義務教育が終了するということです。
高等教育の意味と意義を知っておくことの大切さとともに、
「夢の持ち方」についても触れてくださいました。
日本の子どもたちは夢を聞かれると、職業を答えます。
一方で諸外国の子どもたちは、幸せになりたい、お金持ちになりたい、
世界を平和にしたいなど、“状態“を夢だと言うそうです。
実際に大人の私たちは、就職がゴールではないと言うことはわかっています。
しかし、子どもたちはなぜか、職業だけを答えるのです。
その延長線上で、とりあえず進学、とりあえず就職、とりあえずプロ野球選手・・・
その考え方に警鐘を鳴らしています。
人生の生き方・在り方の基盤を、高校野球から学び・築くことができること。
「野球をやればいい」という考え方ではたくさんの学びを得るチャンスを失うこと。
高校野球でつまずきやすいこと。
超えなければならない壁。
ご自身のご経験や、9年間の指導から得たことを、
これらのテーマを用いながら、惜しみなくお話しくださいました。
真剣な子どもたちの表情、カメラ越しにわかるペンを走らせている様子、
子供も大人も学びが多いセミナーでした。古宮さん、貴重なお話をありがとうございました!
※ 写真右:古宮克人さん